今回は宗像市でユニークな団地再生プロジェクトを展開する企業の方、行政の方にメインテーマのお話をいただきました。
古い団地を壊して新しい住居を建て直すのではなく、まずはその地域の価値を作ること、暮らし全体をデザインした環境づくりという視点で日の里団地で展開するプロジェクトをご紹介いただきました。そして、従来のあり方では企業として団地再生を事業化しようと考えた時に、ほぼ採算はとれないであろうことが予想される、にも関わらずそこに取り組めるのは何故か?そこから話をお聞きしました。
議論の中では「団地再生は関わる企業が不動産業だからと本業だけやっていたら、ほぼ成立しない。いろんな事業の可能性を見て、いろんな人を巻き込んでいくと自分たちも知り得ない価値が生まれる。」「企業人が自分の役割だけにハマっていては気づかぬうちに生まれるはずの利益を取りこぼしている。」「地域住民との信頼関係が築けた時に、今までのビジネスのあり方が変わる。」そのような企業として事業の価値をどう考えるか?について新たな視点をご紹介いただきました。